ちくまプリマー新書
打倒!センター試験の現代文

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480689191
  • NDC分類 817.5
  • Cコード C0295

内容説明

すべての受験生におくる、石原流・読解テクニックの集大成。小説では「良い子」に。評論では「進歩的知識人」に。根本となる価値観をおさえ、三年分の過去問演習に臨み、まぎらわしい選択肢を見極める力をつけよう。この一冊で対策は万全!

目次

序章 「良い子という方法」とはどういうものか(センター試験の現代文を解くのに必要な能力;センター試験というイニシエーション)
第1章 小市民になる方法を教えよう―センター試験の小説問題(教科としての国語と入試国語;国語教育と「道徳」;出題者と小市民的な物語を共有しよう ほか)
第2章 二項対立と消去法を組み合わせよう―センター試験の評論問題(二項対立で考えること;自己は「あいだ」にある―木村敏「境界としての自己」;差異だけが利潤を生む―岩井克人「資本主義と『人間』」 ほか)

著者等紹介

石原千秋[イシハラチアキ]
1955年生まれ。成城大学大学院文学研究科国文学専攻博士課程中退。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授。専攻は日本近代文学。文学テクストを現代思想の枠組みを使って分析、斬新な読みを展開するとともに、入試国語の読解を通した問題提起を積極的に行い、多くの支持を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

そうたそ

17
★★☆☆☆ センター試験を受けたものならわかる国語の現代文の問題(評論・小説)の難しさ。それを豪快に斬った上で簡潔明解な解答法を示してくれる一冊。確かに単純な方法で選択肢を捨てていった上で残るものが答えというやり方は分かりやすいものの、いざ本番解く、となるとそこまで大胆な答え方をできるだけの度胸は受験生にはない気がするなあ。分かっていても考え込んでしまいそう。内容はというと、問題に対する解説というシンプルな構成が大部を占め、読み物としての面白さには欠けるかな。2020/01/28

ステビア

14
作問者のセンスに大いに疑問あり2021/05/21

calaf

14
米澤穂信さんの小市民シリーズ(?)、そうか、あれは現代文(小説部門)攻略のための基礎知識集だったのか... (違) まぁ、著者の言いたい事(不満)は分かるのだけど、これだけでは私にはまだまだ難しいなぁ...2014/10/13

るい

13
センター試験の小説問題を消去法で解いていると何も選択肢が残らなくなってしまった私にとって救いの本でした。学校では評論の解き方は教えてくれるけど小説を解くコツはなかなか教えてもらうことがなかったので助かりました。「良い子」になって読むこと、「小市民的感情力」を使った選択肢は文末だけで判断すること、「翻訳≠解釈」など、勉強になりました。2015/02/19

さき

5
読むのにすごく時間がかかった〜。問題解きながら解答、解説見ながらじゃあね(笑)あのサイズでページを行ったり来たりは大変でした。石原先生の言う通り、センター国語の小説って、世間で言ういい子ちゃん頭脳を育ててる感じがする。あとは選択肢を削っていくやり方も、なんだか間違い探しさせられてるみたいでそれって国語力なのかなぁ、とも思う。センター試験はなくなるけど、こういう脳の使い方もあるという勉強法の一つとして今後も読めそうな一冊。2020/01/05

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