出版社内容情報
今まであまり語られることのなかった『万葉集』の隠れた魅力について縦横無尽に筆を振るった『万葉集』こぼれ話。知っているようで知らないおもしろい話が満載。
内容説明
『万葉集』に「犬」は登場しますが、「猫」は登場しません。その理由を知りたい方は、ぜひ本書を繙いてみてください。熟達の木樵が万葉の森から伐り出した極上の話題の木々を披露します。
目次
新元号「令和」と『万葉集』
『万葉集』は「国民歌集」か
『万葉集』は素朴か
宮廷社会の特異なありかた
恋とは何か
僧の恋
和歌の表現の本質
旋頭歌はおもしろい
非正統の万葉歌―巻十六の世界
『万葉集』の歌にはなぜ敬語があるのか
暦について
万葉びとと山
『万葉集』の無常観
酒の歌
『万葉集』に「猫」はいない“付・猫の文学史”
怨霊譚三題
著者等紹介
多田一臣[タダカズオミ]
1949年、北海道に生まれる。1975年、東京大学大学院修士課程修了。東京大学名誉教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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