出版社内容情報
リーマンショック、東日本大震災、超高齢化社会、アベノミクスなどの新しい環境変化を踏まえて書かれた、定評ある教科書の改訂版。
1997年に刊行された定評あるロングセラーテキストの最新改訂版。
・リーマンショックと世界金融危機
・東日本大震災の発生
・民主党政権の誕生と崩壊
・累積財政赤字の巨大化
・経済のグローバル化
など、最新事情を踏まえて大幅に記述を改訂しています。
■本書の主な特徴
1 理論、制度、歴史、政策に全般的に目配りして、総合財政学として議論を展開していること
2 歴史的なパースペクティブから、特に世界的システム転換期を意識した教科書としていること
3 日本財政の国際的な立ち位置を明確にしつつ、転換期の日本財政の課題を明らかにしていること
4 単に説明的・記述的な教科書でなく、現代財政について批判的視点からの解明を目指していること
●中級テキストとして、学部学生から大学院生までを対象に、広く使える教科書となっています。
序 章 現代国家の財政と財政学
第 1 章 世界の財政と日本の財政─現代財政の歴史的位置
第 2 章 日本財政の展開
第 3 章 財政学説の展開とクリティーク
第 4 章 日本の予算・財政システム
第 5 章 公共財の理論と経費分析
第 6 章 公共投資と財政
第 7 章 社会保障財政制度と財政
第 8 章 現代の租税理論
第 9 章 税制改革の展開と今後の方向
第 10章 財政赤字と公債理論
第 11章 財政投融資─岐路に立つ第2の予算
第12章 地方分権化と政府間財政関係
第13章 グローバル化と財政の国際化
第14章 財政金融政策の国際的展開
【著者紹介】
片桐 正俊(カタギリ マサトシ)
中央大学経済学部教授
1980年東京大学大学院博士課程修了。経済学博士(東京大学)。 主な著書に『アメリカ連邦・都市行財政関係形成論:ニューディールと大都市財政』(御茶の水書房,1993年)、『アメリカ財政の構造転換:連邦・州・地方財政関係の再編』(東洋経済新報社,2005年)、 共編著『分権化財政の新展開』(中央大学出版部, 2007年)、『グローバル化財政の新展開』(中央大学出版部, 2010年)など。
内容説明
リーマン・ショックと金融危機、民主党政権の誕生と崩壊、東日本大震災の発生、巨額の財政赤字と消費税増税、グローバル化の深化と税制など、最新の経済状況を踏まえて書かれた、総合財政学のロングセラーテキスト。
目次
世界の財政と日本の財政―現代財政の歴史的位置
日本財政の展開
財政学説の展開とクリティーク
日本の予算・財政システム
公共財の理論と経費分析
公共投資と財政
社会保障制度と財政
現代の租税理論
税制改革の展開と今後の方向
財政赤字と公債理論
財政投融資―岐路に立つ第2の予算
地方分権化と政府間財政関係
グローバル化と財政の国際化
財政金融政策の国際的展開
-
- 和書
- 新・金融商品取引法読本