出版社内容情報
EUが発展途上国に対するその政策を大きく転換させようとしている「変質」を感じさせたロメ協定の意義と、その後のEU開発協力政策を規定することとなるコトヌー協定以降の変質に焦点をあて、EUの開発協力政策の変遷を詳らかにした研究書。
目次
第1章 ロメ協定は何をもたらしたのか
第2章 ピラミッド型から放射状の政策展開へ
第3章 EU開発政策の変貌
第4章 EU開発協力政策は果たしてEUの政策と言えるのか―欧州委員会での妥協、独仏間でのパワー・バランス
第5章 座談 欧州統合の現状と共同体アプローチの有効性をめぐって―深化と拡大の両立は可能か
補章 EU開発援助政策研究の新潮流