内容説明
公正価値(fair value)とは何か。これがわれわれを悩ませた最大のテーマである。本書は、公正価値測定の必要性や有用性を単に主張するのではなく、長所・短所も含めてそこに内在する問題点を洗い出すことを目的とする。また、資産だけでなく、負債や純資産をも含めて、公正価値測定のもつ意味について考えようとするものである。
目次
公正価値測定の意義とその展開
公正価値測定の導入経緯
アメリカにおける展開
IASBにおける展開
EUにおける展開
イギリスにおける展開
フランスにおける展開
ドイツにおける展開
日本における展開
公正価値測定の適用状況
金融資産会計における公正価値測定
事業用資産会計における公正価値測定
負債会計における公正価値測定
資本会計における公正価値測定
損益会計における公正価値測定〔ほか〕
著者等紹介
北村敬子[キタムラケイコ]
昭和43年中央大学商学部卒業、昭和48年中央大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。昭和45年中央大学助手、その後専任講師、助教授を経て、昭和56年教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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