出版社内容情報
会計制度が株式市場の価格形成や企業行動にどう影響したのか。大規模サンプルに基づいて検証。
内容説明
経済学をベースに会計学の基礎概念を検証！膨大な量の企業財務データと資本市場データを用い、広範な領域を歴史的・数量的に解析を行った研究の集成。
目次
会計制度、市場、企業
第１部 会計制度の歴史的展開（戦前の会計制度：１９３０～１９４５年；第２次世界大戦後の「企業会計原則」の合意；会計基準設定機関設置と公認会計士制度）
第２部 会計制度の変遷と株価形成（資本市場と会計報告；価格形成のモデル分析；クリーンサープラス・ルールと株価形成；会計数値の長期的株価関連性；連結会計制度の変遷と包括利益の開示）
第３部 会計制度と企業行動（収益費用の測定ルールと利益属性；保守的な会計慣行；公正価値会計と株式持ち合い；結論と展望）
著者等紹介
薄井彰［ウスイアキラ］
１９８３年早稲田大学商学部卒業、１９８７年早稲田大学大学院商学研究科博士後期課程退学。博士（商学）早稲田大学。新潟大学経済学部助教授、青山学院大学経営学部助教授、法政大学経済学部教授などを経て、早稲田大学商学学術院教授。この間、コロンビア大学客員研究員、オックスフォード大学客員研究員、日本ディスクロージャー研究学会会長、日本会計研究学会評議員、日本経営分析学会理事。日本会計研究学会学会賞、日本経営分析学会学会賞、国際会計研究学会学会賞、日本監査研究学会監査研究奨励賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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