内容説明
商法改正により、株式交換制度を用いた上場子会社の完全子会社化が可能となった。完全子会社化にみられるような親会社‐子会社間の資本関係の変化が、親会社の株主価値の増大に寄与するのか、寄与するのであればなぜなのかを実証。
目次
親会社‐上場子会社間の資本関係
日本における上場関係会社の変遷
日立グループにおける資本関係の変化
親会社‐関係会社間における支配概念
大株主‐少数株主間の利害対立問題
米国企業における子会社上場
日本企業における子会社上場
上場関係会社のパフォーマンス
親会社による上場関係会社株の売却
株式交換による完全子会社化
親会社―上場関係会社間における合併
資本関係の変化と株主の富
著者等紹介
大坪稔[オオツボミノル]
1971年福岡県生まれ。1995年九州大学経済学部経営学科卒業。2000年九州大学大学院経済学研究科博士後期課程単位修得退学。2000年九州大学大学院経済学研究院助手。2001年佐賀大学経済学部専任講師。2002年佐賀大学経済学部准教授。2003年博士(経済学)取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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