内容説明
金融イノベーションが金融業の行動にもたらす倫理的問題についての理論的整理と現状分析を行いつつ、5つの不祥事を取り上げ、今後のあるべき姿を考える。
目次
第1部 総論(金融サービス業のガバナンスと職業倫理;金融イノベーションと日本の金融機関の不祥事;グローバル金融危機と金融制度改革の方向;金融機関の内部統制―自律的リスク管理;投資銀行におけるガナバンスと職業倫理―M&Aアドバイザリービジネスについて;金融仲介機関のリスク管理とガナバンス―リスク選好度を基軸とした統合的リスク管理:証券会社の職業倫理と行動規範;格付会社のガナバンスと職業倫理;会計プロフェッショナルの職業倫理と行動規範)
第2部 金融不祥事のケース・スタディー(内部統制に関する経営者の責任;MBOにおける経営者の利益相反;デリバティブ取引における証券会社の責任―プロ投資家に生じた損害に対して;証券グループにおける情報開示と倫理的問題;公認会計士のインサイダー取引事例)
著者等紹介
首藤惠[ストウメグミ]
早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授、早稲田大学ファイナンス研究センター所長、日本金融学会理事、日本責任投資フォーラム理事、内閣府統計委員会委員。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程満期単位取得、経済学博士(慶應義塾大学)。中央大学経済学部教授等を経て、2004年より現職。大阪大学大学院国際公共政策研究科客員教授、Oxford大学客員研究員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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