中国「新常態」の経済

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  • サイズ B6判/ページ数 309p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784532356514
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C3033

出版社内容情報

中国経済崩壊論、高成長継続論を退け、豊富な経済データ、分析に基づき、中国が世界最大規模の大国へと変貌する可能性を明確にする。

内容説明

過度な悲観論、楽観論を退ける!「新常態」経済への移行はリスクに満ちている。中国は改革開放以来の大転換を乗り切れるのか?綿密なデータの分析、経済学の論理をもとに公式見解と実態とのギャップを明らかにし、歴史的な大調整の内実を捉える。

目次

第1章 中国経済の「新常態」―なぜ成長率が低下してきたか(政府の公式見解から見た中国経済の新常態;成長率の低下をもたらした労働市場の変化 ほか)
第2章 経済発展パターンの転換(新しい成長エンジンとしてのイノベーション―担い手となる民営企業;成長分野となる消費・サービス・環境産業―見込まれる需要の拡大 ほか)
第3章 顕在化する金融・財政リスク(シャドーバンキングを通じた流動性の拡大―リスクの制御は可能か;迫られる地方政府債務への対応―目玉となる地方債発行の解禁 ほか)
第4章 習近平改革の実態(体制移行のカギとなる国有企業改革―民営化なき市場化戦略の限界;対内開放と対外開放を目指す金融改革―民間と外国資本の参入による活性化 ほか)
第5章 グローバル大国としての中国(チャイナ・アズ・ナンバーワン―視野に入った米中GDP逆転;対外開放の新段階―外資導入から中国企業の国際化へ ほか)

著者等紹介

関志雄[カンシユウ]
株式会社野村資本市場研究所シニアフェロー。1957年香港生まれ。1979年香港中文大学経済学科卒業、1986年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、1996年東京大学経済学博士。香港上海銀行本店経済調査部エコノミスト、野村総合研究所経済調査部アジア調査室室長、ブルッキングス研究所客員研究員、経済産業研究所上席研究員などを経て、2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nori

4
Author should be a spokesman of Chinese government. He is just transferring propaganda of communist party without critics. Who need it with money? Worse, he never wrote any forecast of China so that he can evade from accusation of misdirection in future.2015/12/14

Roy

0
積読からだいぶ時間が経ってから読了。2015年当時よく報道に出ていたニューノーマルについて詳細に説明されている。特に2000年代以降生じている諸問題等を詳細に説明されているので、現代中国について知る上で一読の価値あり。当局の人の話など聞いても感じるが、中国の最大の強みは問題を把握していることと、それに対して一党のちからで対処する基盤を持っていること。正統性ないし正当性を常に問われるがゆえの強さを感じる。2017/01/24

ふみ

0
なかなか難しい本だったけど、現在の中国経済がよくわかる。中国の政策から、先進国を目指していこうという姿勢はものすごく感じる。が、政治体制や高齢化など問題点も多々。大きな市場であることは確かなので、日本と中国が、ウィンウィンの関係で共に発展していくことを望みます。2015/10/10

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