出版社内容情報
中国経済崩壊論、高成長継続論を退け、豊富な経済データ、分析に基づき、中国が世界最大規模の大国へと変貌する可能性を明確にする。
内容説明
過度な悲観論、楽観論を退ける!「新常態」経済への移行はリスクに満ちている。中国は改革開放以来の大転換を乗り切れるのか?綿密なデータの分析、経済学の論理をもとに公式見解と実態とのギャップを明らかにし、歴史的な大調整の内実を捉える。
目次
第1章 中国経済の「新常態」―なぜ成長率が低下してきたか(政府の公式見解から見た中国経済の新常態;成長率の低下をもたらした労働市場の変化 ほか)
第2章 経済発展パターンの転換(新しい成長エンジンとしてのイノベーション―担い手となる民営企業;成長分野となる消費・サービス・環境産業―見込まれる需要の拡大 ほか)
第3章 顕在化する金融・財政リスク(シャドーバンキングを通じた流動性の拡大―リスクの制御は可能か;迫られる地方政府債務への対応―目玉となる地方債発行の解禁 ほか)
第4章 習近平改革の実態(体制移行のカギとなる国有企業改革―民営化なき市場化戦略の限界;対内開放と対外開放を目指す金融改革―民間と外国資本の参入による活性化 ほか)
第5章 グローバル大国としての中国(チャイナ・アズ・ナンバーワン―視野に入った米中GDP逆転;対外開放の新段階―外資導入から中国企業の国際化へ ほか)
著者等紹介
関志雄[カンシユウ]
株式会社野村資本市場研究所シニアフェロー。1957年香港生まれ。1979年香港中文大学経済学科卒業、1986年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了、1996年東京大学経済学博士。香港上海銀行本店経済調査部エコノミスト、野村総合研究所経済調査部アジア調査室室長、ブルッキングス研究所客員研究員、経済産業研究所上席研究員などを経て、2004年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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