食品偽装の歴史

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 412,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784560080146
  • NDC分類 498.54
  • Cコード C0022

内容説明

混ぜ物、偽装、保存料・添加物、遺伝子操作、偽牛乳事件など、食品をめぐる暗黒の歴史を徹底的に検証し、現代社会に警鐘を鳴らす。

目次

第1章 ドイツのハムと英国のピクルス
第2章 一壷のワイン、一塊のパン
第3章 政府製マスタード
第4章 ピンクのマーガリンと純正ケチャップ
第5章 紛い鵞鳥の仔とペアナナ
第6章 バスマティ米と乳児用粉ミルク
エピローグ 二十一世紀における混ぜ物工作

著者等紹介

ウィルソン,ビー[ウィルソン,ビー][Wilson,Bee]
1974年英国オックスフォード生まれ。ケンブリッジ大学で歴史学を学び、最優等の成績で卒業。その後、政治思想史を研究。フランスの初期の空想的社会主義に関する論文で博士号を取得。98年からは『ニュー・ステイツマン』誌の食品批評家として健筆を揮った。現在は『サンデー・テレグラフ』に毎週、食べ物に関する記事を寄稿。それらの功績により、2004年と08年に「ギルド・オブ・フードライターズ」から“年間最優秀フードライター”に選ばれた

高儀進[タカギススム]
1935年生。早稲田大学大学院修士課程修了。翻訳家。日本文藝家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tama

7
他市図書館からお取寄せ いや~時間かかった~ 物理的に量が多い!産業革命から現在までの主に英米の食品偽装問題が主。日本でも昔じゃなく最近も牛乳やら、老舗料亭での使い回し料理やらあるので「日本は!」などと偉そうに出来ない。しかし、最近は偽装の動機として「種の保護」まで加わってきたから対応がどんどん難しくなるし、「食は文化」だから「食うな」で文化破壊もできないはず。そうだ!65歳以下は食っちゃいけないR65食品指定すりゃいい。年金もらうようになったら安い合成食、若い働き手は自然なものを食ってくれ。2017/05/27

くさてる

7
いまちょうど話題の分野ではあるけれど、結局はるか昔からこの問題は続いてきたのだなということが良く分かります。そしてそれでも文明の発達とともに、偽装やごまかしが割に合わず、正しい商売が利益をもたらすという結論も存在するのだということにたどりついた人々もいることも分かって、それが良かったです。2014/01/15

鹿ノ子

5
まずそうで、ヤバそうな食品がいっぱい出てきます。身体に良いものだけで暮らしていきたいけど、本当に信用できるのか?と少し不安にもなりました。適正価格で買うよう心がけます。2024/02/02

ナリボー

3
6/10 翻訳が感覚的に合わなかったのと、歴史とある通り現代の話にあまり通じなかったため思っていたのと少し違っていた。2023/07/07

keroppi

3
「キッチンの歴史」のビー・ウィルソンが、こんな本を書いていると知り読んだ。過去から現在にわたる食品偽装の数々、そして告発者、取り締まる政治。まーこんなことがあったんだと驚く事例。なかなかの力作です。でも、偽装食品に立ち向かうには、自分で本物を知り、味わう力がないと駄目ってことですね。2014/11/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/243726
  • ご注意事項