疾走中国―変わりゆく都市と農村

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  • サイズ B6判/ページ数 392p
  • 商品コード 9784560081174
  • NDC分類 936
  • Cコード C0036

出版社内容情報

急速に整備される道路網を駆使して各地を巡り、北京郊外の農村と南部の工業都市を舞台に、変化の荒波に翻弄されつつたくましく生きる人びとの日常を描いた傑作ルポ。星野博美氏推薦!

目次

第1部 長城
第2部 村
第3部 工場

著者等紹介

ヘスラー,ピーター[ヘスラー,ピーター][Hessler,Peter]
1969年、米国ミズーリ州生まれ。プリンストン大学卒業後、オックスフォード大学で英文学を学ぶ。1996年、平和部隊(Peace Corps)に参加し、中国四川省の長江流域の町にある地方大学で2年間、英語教師として教鞭をとる。2000~07年、『ニューヨーカー』北京特派員。2008年、“全米雑誌賞”を受賞。現在はフリージャーナリストとして活躍

栗原泉[クリハライズミ]
1965年、米国セント・メリー大学卒業(英語・哲学専攻)。エンサイクロペディア・ブリタニカ日本支社編集部勤務を経て翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ときどきぷろぐらま。

5
中国の田舎、発展中の工場。様々なところに、実際に暮らして、生きた中国のルポ。タイトル通り、疾走している中国を感じることができた。かなりの文章量だが、あっという間に読めた。2014/06/29

なにょう

4
長城・村・工場 関係(コネ)、共産党、陳述者…中国の内情をよくとらえている。 00年代の中国の過激な変化がよく表れている。すっからかんの高速道路から、 アメリカの自動車の購入台数を超える自動車社会に入った中国。 著者はこのような変化に中国人は対応できるのか、中国人の内面はどうなるのか 危惧を抱いている。 また、中国人をただ単に批判するだけでないところも良かった。 中国のあらゆる階層・地域に興味を持って理解しようとするところは すごいと思った。2014/06/25

こてひろ

2
一般的な中国紹介の書籍とは違い、欧米人の、実際に中国に住んだ体験を語っている。そうそう、その通り、そうなんだよね~、って箇所が多くて、ぜひ中国初心者に読んでもらいたい。2011/05/14

すーさん

1
中国語が堪能なアメリカ人が10年間を中国で生活して、町の変わる様子を特定の農民や労働者に注目して定点観測したルポ。元は中国に英語を教えるために米国から平和部隊(Peace Corp)として派遣された。レンタカーを用いて地方の省に赴いての定点観測は、著者ならではの作品。 2020/11/28

akemitsu

1
これはいい本だった。中国人の友人のイチオシの本。急激なスピードで自動車社会へと突入する中国を、米国人ジャーナリストがドライブし、各地で生活しながら記録する。辺境、過疎化が進むなか都市からの開発の波に一気に流される田舎の村、そして開発解放経済で出稼ぎ労働者が集まる沿岸部の工業地帯、と現在の多様性に富む中国を、多様な切り口で観察している。人々との距離感が人間的でとてもフェアだし、外国人にはなかなか分かりにくい政治や融資などの仕組みもアメリカ人の目を通すことで、受け止めやすく咀嚼されており、分かりやすい。2016/08/26

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