出版社内容情報
〈無限なもの〉に焦点をあて、デカルト哲学の全体像を再解釈
本書は、省察的熟考という隘路の向こうに遠望される〈無限なもの〉すなわち〈神〉の人間による知解可能性に依拠して、哲学史の産物である〈カルテジアニズム〉という従来のデカルト理解を破砕し、その多面的な哲学の全体像を豊富な引用文とともに新たに鳥瞰かつ虫瞰する。懇切丁寧な訳注を付す。
内容説明
本書は、省察的熟考という隘路の向こうに遠望される“無限なもの”すなわち“神”の人間による知解可能性に依拠して、哲学史の産物である“カルテジアニズム”という従来のデカルト理解を破砕し、その多面的な哲学の全体像を豊富な引用文とともに新たに鳥瞰かつ虫瞰する。懇切丁寧な訳注を付す。
目次
はじめに 五人目の銃士
第1章 人はいかにしてデカルト派になるのか
第2章 私は在る、私は存在する
第3章 神
第4章 デカルトによる合理主義
第5章 私の生、私の行い
第6章 科学者デカルト
おわりに デカルトとその子孫
著者等紹介
ドヴィレール,ロランス[ドヴィレール,ロランス] [Devillairs,Laurence]
1969年生まれ。フランスの哲学教授資格と哲学博士号をそれぞれ取得。専門は、西洋近世哲学とりわけデカルト哲学とその歴史的展開
津崎良典[ツザキヨシノリ]
1977年生まれ。国際基督教大学(ICU)教養学部人文科学科卒業。パリ第一大学哲学科博士課程修了(フランス政府給費留学生)。日本学術振興会特別研究員PD(東京大学大学院人文社会系研究科)を経て、筑波大学人文社会系准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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