目次
第1部 現象学で見えてくる人間関係の成り立ち(「たった一人のあなたの実感」から始まる現象学;日本社会での人間関係の特質;人は自分に嘘はつけないこと ほか)
第2部 共創する職場(顧客との場の共創―株式会社前川製作所;場づくりによる組織文化変革―巣鴨信用金庫;働くことと身体性の意味を問う―こころみ学園 ほか)
第3部 対談 露木恵美子×山口一郎(日本の職場でおこっていること;日本人の内向きの人間関係;職場における対話と創造性について)
著者等紹介
露木恵美子[ツユキエミコ]
中央大学大学院戦略経営研究科(ビジネススクール)研究科長・教授。神奈川県出身。1991年中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士前期課程修了。2003年国立北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)知識科学研究科博士後期課程修了、博士(知識科学)。専門は組織論、戦略論、ベンチャー起業論。1991年より産業用機械メーカーの(株)前川製作所に7年間勤務したのち、JAISTに社会人大学院生として入学。知識経営論の野中郁次郎氏に師事。2003年~2007年(独)産業技術総合研究所ベンチャー開発戦略研究センター研究員。2005年~2011年、明星大学経済学部経営学科准教授。2011年4月に中央大学大学院戦略経営研究科に着任。2019年11月より現職。研究テーマは「場と共創」。企業をはじめとした組織における創造的な場のあり方を多面的に研究している
山口一郎[ヤマグチイチロウ]
東洋大学名誉教授。宮崎県出身。1974年上智大学大学院文学研究科哲学専攻修士課程修了。1979年ミュンヘン大学哲学部哲学科にて学位(PhD)取得。1994年ボッフム大学哲学部にて哲学教授資格(Habilitation)取得。1996年から2013年まで東洋大学文学部哲学科教授。主要研究領域は現象学、特にフッサール後期に展開される発生的現象学、及びフッサール現象学と仏教哲学をめぐる間文化哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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