出版社内容情報
思索する革命家であり理想主義者、またその予言は今日でも通用する先見性のあった政治家、人間の本質をよく理解していた人間・ヒトラーの発言集。八千万ドイツ人を10余年刊統理した事実の謎を解く。
内容説明
国家、戦争、自身について―世紀の独裁者が語った“生の”言葉の記録。演説、新聞、雑誌に現われたヒトラーの発言を30テーマに分類して収載。一国、そして歴史を動かした指導者の言説とは。
目次
ドイツ
主義
歴史
運命と神
宗教
文化
日本
イタリア
帝国主義者たち
イギリス
フランス
アメリカ
ソビエト・ロシア
マルキシズム
ユダヤ人
ヨーロッパ
民主主義と政治家
人間批判
国家社会主義
心理学
闘争
兵士と戦争
青少年と教育
女性
労働と経済
生活圏
農民
民族
指導者
ヒトラー自身
著者等紹介
ブレダウ,アイバンホー[ブレダウ,アイバンホー][Bredau,Ivanhoe]
1929年ラトビア共和国生まれ。1939年よりヒトラー・ユーゲントの一員として軍事予備教育を受ける。終戦後の1963年、新聞社からの取材依頼により来日。以後8年間、日本でドイツ語の教師として過ごした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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オドラデク
1
人生は闘争である。闘わない者は生きる資格がないーー20世紀最大の政治家、ヒトラーを論じる場合、ユダヤのプロパガンダにより、必ず悪人を前提に語られる。そんな間違った視点を排するためにも、彼が語った言葉そのものを収録するのは意義のあることだ。2011/08/15
削りくず
0
とても強い正義感を感じる。ヒトラーについての本を読んだのはこれが初めてだが、発言からは世間で浸透しているような恐ろしい印象は受けなかった。それどころか私の思想と共通している部分が多い。ただ、優生学や排他的な思想、侵略的な野望は共感できないし、この部分が彼を悪人にした思想だと思う。新たなヒトラーが生まれないためにも(私自身がそうないためにも)、どの思想までが正しいのか、どの思想が悪となるのか理解するべきだと思った。2016/12/18
ツナマヨ
0
彼の特異な経歴や価値観に興味があって手にとった訳だが、この本収められている語録の大半は政治や戦争の話が多くて、彼自身についてはあまり詳しく載っていなかった。この頃の歴史や各国間の構図や思想に暗い私にはピンとこない話ばかりで読むのが段々苦痛に感じた。単にヒトラーという人物が知りたいのであれば読むのにはあまりおすすめしない。2012/02/25
ビタミン
0
★★★★☆2011/12/11