内容説明
極限状況では心と身体になにが起きるのか?名著『戦争における「人殺し」の心理学』待望の続編!戦闘の心理と生理について徹底的に研究した衝撃の問題作。
目次
第1部 戦闘の生理―戦闘中の人体の解剖学(戦闘―普遍的な人間恐怖症;戦闘の過酷な現実―海外戦争復員兵協会(VFW)では聞けないこと ほか)
第2部 戦闘中の知覚の歪み―意識変容状態(目と耳―選択的聴覚抑制、音の強化、トンネル視野;自動操縦―「正直な話、自分がなにをしてるか気づいてなかった」 ほか)
第3部 戦闘の呼び声―こんな男たちがどこから生まれてくるのか(殺人機械―数少ない真の戦士がもたらす影響;ストレスの予防接種と恐怖―みじめになる練習をする ほか)
第4部 戦闘の代償―煙が晴れたあと(安堵と自責とその他の感情―「世界が裏返った」;ストレス、不確実、“四つのF”―警告は警備 ほか)
著者等紹介
グロスマン,デーヴ[グロスマン,デーヴ][Grossman,Dave]
学者、著述家、軍人、講演者として国際的に活躍。人間の攻撃性および暴力・暴力犯罪の原因という分野の専門家として世界的に知られている。陸軍士官学校の心理学・軍事学教授であり、また陸軍レンジャーとしての豊かな経験もある。これらをもとにして新しい科学的研究の分野を創設し、これに「殺人学(killology)」と名づけている。この分野において著者は革命的とも言える研究をおこない、戦争における殺人、戦争の心理学的代償、世界中でいま暴力犯罪をはびこらせている「ウイルス」の根本原因、および戦時・平時における暴力被害者の治癒について、人々の理解を深めるために多大な貢献をしている
クリステンセン,ローレン・W.[クリステンセン,ローレンW.][Christensen,Loren W.]
護身術、不良グループ、白人優越論者による犯罪、警察官の生き残り、および警察の関わる致命的武力対決の心理学的影響に関する専門家として知られる。29年間法執行の世界に身を置いたのち、オレゴン州ポートランド警察署を1997年に退職した。米国陸軍憲兵としてベトナムで3年間勤務したこともある。警察による腕力および武力の使用に関する専門家として、州および連邦の裁判で証言している
安原和見[ヤスハラカズミ]
1960年鹿児島県生まれ。東京大学文学部西洋史学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
eirianda
若松優樹
Marie
in medio tutissimus ibis.
彩也