内容説明
“日本には、全国にまんべんなく名門高校が存在する。それが驚異的なのだ―”日本の繁栄を支えてきたのはどんな学校か?そして、日本人は何を学んできたのか。藩校から旧制中学、現代の高校へと歴史をたどりながら、名門高校を紹介!この国の「力」の源を探る、日本名門高校列伝。
目次
第1章 藩校から名門高校へ
第2章 北海道・東北・北関東の名門高校
第3章 南関東・甲信越・北陸の名門高校
第4章 東海・近畿の名門高校
第5章 中国・四国・九州の名門高校
第6章 藩校・旧制中学・新制高校で何が教えられてきたか
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年滋賀県生まれ。評論家、徳島文理大学大学院教授。東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省。フランス国立行政学院(ENA)に留学、同省大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任。退官後、出版などで幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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太田青磁
13
長く学校として機能したのは寺院・わずか十数年で全国まんべんなく近代的な初等中等教育の体制を創り上げたのだから、維新以来の新政府の奮闘ぶりには頭が下がる・名門としてのDNAを維持するためには、卒業生を教員として積極的に採用するのも大事・水戸藩弘道館の流れ水戸一高・浦和高校は男子高であり全国の公立1位・千葉高校は中高一貫コース、トップクラスの公立では珍しい・戦前から戦中にかけて、番町小学校-麹町中学校-日比谷高校-東大と喧伝された・希望が丘は戦災で移転させられ、学区制もあって、名門校の評価を維持できなくなった2014/04/12
TERRY
6
知らない地方出身の方とお話しするためのネタ帳として重宝しそうです。相手の出身高校を、「知っています。〇〇で有名ですよね!」なんて褒め称えれば、もう勝ったも同然です(笑)。2014/02/04
金吾
5
いろいろな高校のプチ概要がわかります。江戸時代の教育水準が実は高くないというところは武家のみを対象にしているので、通説の寺子屋等の全国民の教育水準とは意味が違うのではと感じました。2020/01/19
Yumikoit
1
うちの地元だと、名門校というと仙台一校、二校。宮一女宮二女。一高の法則という納得がある。なるほどなるほど。…と流し読み(笑)2015/09/05
障子にメアリー
1
各都道府県の(大学進学に関しての)有力校の学校史および大学合格実績(東大京大+最寄りの地方旧帝大)の羅列で、サンデー毎日や週刊朝日の特集の延長に近いものがあるような気はするが、医学部医学科の偏差値是正を訴えているエピローグにはとても納得した。2012/05/26