平凡社新書
映画はネコである - はじめてのシネマ・スタディーズ

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  • サイズ 新書判/ページ数 234p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784582855791
  • NDC分類 778
  • Cコード C0274

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kei

17
てっきり映画の中のネコにスポットライトを当てどのように撮影しているのか、を書いたものかと思っていましたがネコをきっかけにして映画を多角的に観るという本でした。「おもしろかった」のその先へ…という誘いです。取り上げられている映画は「ティファニーで朝食を(1961)」「キャット・ピープル(1942)」「泥棒成金(1955)」「間諜X27(1931)」「仁義(1970)」「猫と庄造と二人のをんな(1956)」「子猫をお願い(2001)」「ミリキタニの猫(2006)」2017/02/24

おおかみ

12
狭いところや暗いところが好き、追いかけっこが好き、といったネコの習性をヒントに、映画の技法や映画史、映画理論について学ぶという画期的な一冊。巧妙な設定である。テーマ性が高いため楽しく読むことができるし、ネコと映画に対する筆者の愛情にも共感できる。『ティファニーで朝食を』をはじめ、ネコが重要なアクターとなる作品が題材として選ばれるが、古今東西バラエティ豊かで非常に面白い。2011/05/11

ロッキーのパパ

11
「ネコ」につられて読んでしまったけど、この本のテーマはシネマ・スタディーズという親しみのない、それにこれまであまり興味を持ったことのないものだった。なのに、すらすらと楽しく読めてしまった。著者のネコと映画に対する愛情が強く、ぜひ読者に知ってもらいたいとの想いがきちんと文章になって現れていたからかな。また、映画のシーンの描写も卓越していた。「ティファニーで朝食を」以外は知らない映画ばかりだったのに、取り上げられてシーンがありありと映し出されるようであった。2011/06/22

しゅー

4
★★★『仕事と人生に効く教養としての映画』の推薦図書だ。題名は何だけど、かなり本格的な映画評論である。見たことない映画ばかりなので勉強不足を痛感。少し古い本で、図書館の書庫から出してもらった。アマゾン見ると在庫切れみたいね。残念。2022/02/26

ネムル

4
ネコの性格と映画を結びつけて、映画の理論・歴史・技術の基礎を解説していく。ブレイク・エドワーズ『ティファニーで朝食を』とか鼻持ちならない映画くらいにしか考えていないが、フレーミングからみる解説で目からウロコが落ちた。ただし鼻持ちならないという感想は変わらないが。あと『仁義』『子猫をお願い』の解説が素晴らしい。2014/02/01

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