出版社内容情報
個人投資家は、どのようなスタンスに立ってドルへの投資の考え方をもてばいいのか、その基礎知識やノウハウを紹介する。
はじめに
第1章 世界最強通貨は入れ替わる
1 為替相場は何によって決まるのか
為替相場の決定要因は時代とともに大きく変化する/為替相場の主役はモノからマネーへ/様々な種類の為替相場が存在する/世界の主流は変動相場制/分析の基本は国際収支/国際収支の構成要因/為替相場は森羅万象の鏡/なぜリスクオフだと円高になるのか/ビッグマック指数と購買力平価説/購買力平価説の限界
2 歴史とともに変遷する世界最強通貨
世界最強通貨とは何か/19世紀に世界最強通貨ポンドが誕生した/基軸通貨ドルの台頭/円が世界最強通貨に躍り出た/21世紀になってからの最強通貨はスイスフラン/スイスフラン高を支える国際競争力
第2章
内容説明
米国の利上げの行方に大きな注目が集まっている。世界経済の低迷と混乱が続くなかで、ドルが、最強通貨へと返り咲こうしているのである。その根拠を解き明かし、日本経済への影響、ギリシア危機に翻弄されるユーロ、中国人民元など新興国通貨の見通しを展望しつつ、どのような投資スタンスに立てばいいのか、その基礎知識やノウハウを紹介する。
目次
第1章 世界最強通貨は入れ替わる
第2章 2010年代に入ってドルが復活した
第3章 ドル復活を生んだマクロ経済要因
第4章 劇的に改善する米国の国際収支
第5章 ドル復活が日本に与える影響とは何か
第6章 個人投資家はどのように対応すべきか
著者等紹介
藤田勉[フジタツトム]
シティグループ証券株式会社取締役副会長。一橋大学経営法博士。慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所客員研究員。慶應義塾大学「グローバル金融市場論」講師。2006~10年日経アナリストランキング日本株ストラテジスト部門5年連続1位。米国公認証券アナリスト。内閣官房経済部市場動向研究会委員、経済産業省企業価値研究会委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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