目次
道徳教育への問い
学びと道徳教育
道徳教育理論の展開
道徳感情の発達と行動理論に基づく道徳教育
道徳教育理論の現在
世界の道徳教育
道徳教育をめぐる論争(戦前;戦後)
道徳の特別教科化―その意義と課題
道徳教育のカリキュラム開発―総合単元的な道徳教育
道徳科の授業デザイン〔ほか〕
著者等紹介
西野真由美[ニシノマユミ]
放送大学客員教授。1961年富山県に生まれる。1984年お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。1986年お茶の水女子大学人文科学研究科(修士課程)修了(文学修士)。1989年お茶の水女子大学人間文化研究科(博士課程)単位取得退学。1989年お茶の水女子大学人間文化研究科助手。1990年国立教育研究所研究員(2001年1月の改組により名称変更し、国立教育政策研究所)。現在、国立教育政策研究所総括研究官。専攻は道徳教育論・特別活動論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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S.H
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放送大学で学んでいるため教科書として読んだ。今まで読んだ道徳の本の中で最も印象に残った。洋の東西を問わず、哲学・心理学・歴史・文化に裏付けられた理論、国の施策及びそれに伴う学習指導要領改訂の背景を踏まえた実践、さらに道徳教育の今後あるべき姿にも触れられており、最後まで興味深くかつ楽しんで読むことができた。より具体的な実践については他にも多くの本が出ているが、これから教師を志す方だけでなく現役の教員の方、また一般の方々にも幅広く読んでいただきたいバランスのとれた本である。良質の哲学書を読んでいるようだった。2020/05/20