出版社内容情報
各都道府県別にユニークな地名について解説するウンチク百科。どのページを開いても、興趣をそそる地区名の由来が盛りだくさん。
内容説明
本書は北海道から沖縄県に至るまで、日本列島を縦断するように、それぞれの地域の特色ある地名の由来を解説しています。一方で、こうした特色ある地名の中でも特にユニークといえる難読地名を取り上げ、その読み方とともに意味を紹介しています。知りたいことが探しやすい都道府県別編集!
目次
第1部 日本地名列島を読み解く(地名から解く;「日本地名列島」の面白さ;明治以降の地名改変の歴史;難読地名の世界)
第2部 都道府県別地名の由来とその特色
付録 平成11年度以降の合併市町村一覧(都道府県順)
著者等紹介
谷川彰英[タニカワアキヒデ]
1945年長野県松本市生まれ。東京教育大学教育学部卒業、同大学院博士課程修了。柳田国男研究で博士(教育学)の学位を取得。筑波大学教授、理事・副学長を歴任するも、退職と同時にノンフィクション作家に転身し、第二の人生を歩む。民俗学者谷川健一氏亡き後の日本地名研究所所長を務める。筑波大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Tadashi_N
32
地形によるものが意外に多い。平成の大合併による安易な命名は、やはり良くない。2017/09/23
luckyair
4
地名に関して筆者の思い入れを感じる内容。平成の大合併や、旧地名を廃止する当時の政府の対応(暴挙)については筆者の怒りすら感じる。前書きにもあるように、普段本来の意味を問うことが不要になっていき次第に忘れられる地名の由来。改めてこの本から由来を知ると、さらに愛着が湧いてくる。そういう意味で1度は手に取って読んだ方がいいと思った。メモ:北海道は元々北加伊道だった。加伊(かい)とはアイヌ民族が自らの国を指して呼んでいた呼称。命名した学者の敬意を感じた。特に北海道の地名は興味深い。★★★2022/10/16
TOMOKO DOI
1
なかなか面白かった。(図書館本)2016/04/11
緑のたぬき
0
昔の地名にはちゃんと由来と意味があるものが多い。合併などで不見識で変な名前をつけると、土地に込められた歴史や教訓が失われる。2020/04/14