内容説明
忘れたい生者の意志に逆らうかのように、死者は反抗的にふるまい、夢に侵入し、思い出をよびさまし、家に取り憑く。西欧のイマジネールをめぐる社会史に新たな分野を拓く、歴史人類学の名著。
目次
第1章 幽霊の抑圧
第2章 死者を夢に見る
第3章 幽霊の侵入
第4章 驚くべき死者たち
第5章 ヘルレキヌスの一党
第6章 飼いならされたイマジネール?
第7章 死者と権力
第8章 時間、空間、社会
第9章 幽霊を描く
結論
著者等紹介
シュミット,ジャン=クロード[シュミット,ジャンクロード][Schmitt,Jean‐Claude]
フランスの歴史家。「アナール学派」第4世代に属する中世史家。1946年コルマール生まれ。古文書学校を卒業後、リセ・シャルルマーニュ、高等実習研究院第六部門講師を経て、社会科学高等研究院教授
小林宜子[コバヤシヨシコ]
1990年、東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。米国コーネル大学大学院で博士号(英文学)取得。現在、東京大学大学院総合文化研究科准教授。専門は中世・初期近代英文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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