内容説明
近代ヨーロッパを19世紀と20世紀に大別して、政治・経済・軍事・社会・文化のそれぞれにひとつの章をあて、テーマ別に近代ヨーロッパの歴史をとらえる絶好の概説書。
目次
第1部 19世紀のヨーロッパ(政治―上からと下からの革命;経済―工業化の波動;軍事―近代化の歩み;社会―「階級」の道;文化―商業化と世俗化)
第2部 20世紀のヨーロッパ(政治―大いなる内戦;経済―凋落と再興;軍事―ヨーロッパの戦争;社会―モデル性の喪失;文化―ポスト・モダニズムへの道)
ヨーロッパの分断と再統合
著者等紹介
望田幸男[モチダユキオ]
1931年甲府市生まれ。1963年京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、同志社大学名誉教授、文学博士
山田史郎[ヤマダシロウ]
1954年大阪府生まれ。1984年同志社大学大学院文学研究科博士後期課程中退。現在、同志社大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りん
6
正直な感想を一言で言えば難しいということだ。訳書ということもあって日本語とうまく馴染んでいなくて分かりにくいところも多々あったし、かなり抽象的な書き方をしていてそれなりの前提知識が必要でよむのにも時間がかかった。それでも英独仏露などの産業化の違いなど面白く読めるところもあって読んで損はしなかったと思う。2015/09/04
hurosinki
1
脚注がほとんど付いてないので、厳密には学術書とは呼べないと思うがとても濃い本。ヨーロッパ史を19世紀と20世紀に分け、そこからさらに分野ごとに解説していくスタイル。何がいいかっていうと軍事が一本の章に纏まっていることがある。労働集約型から資本集約型への戦争の変化が語られる。比べるのはアレだけどマイケル・ハワードの「ヨーロッパ史における戦争」よか全然読みやすい。流石戦争研究でトップを走る国!経済では19世紀は工業化、20世紀は自由と統制に焦点を当てて解説。西欧で起きたような工業化はロシアでは起き...2019/02/21
瑠夏
1
教科書みたいで途中で挫折した(笑)