内容説明
なぜ、現代家族は変容するのか。社会変動に伴う経済・家族システムの相互依存関係の変化を分析し、家族が抱える諸問題の解決への道を探る。
目次
なぜ現代家族は変容するのか―家族・経済システムからのアプローチ
第1部 家族を取り巻く企業社会(経済と家族―不安定化の始まり;家族・ジェンダー・階層―企業の人事戦略を手がかりとして;女性の就業をめぐる状況―90年代後半の雇用流動化と規制改革はどう女性労働を変えているのか)
第2部 変貌する家族(雇用流動化の下での家族形成―崩壊する若者層の「近代家族」形成基盤;育児期における家族生活と職業生活のバランス―ジェンダーと育児支援制度の視点から;中高年期の家族―新たなセーフティ・ネット構築にむけて)
第3部 新しい生活保障システムの構築(生活保障システムの危機―グローバル化と個人化のなかで;新しい生活保障システムの構想―産業政策と福祉政策の統合)
著者等紹介
舩橋惠子[フナバシケイコ]
1949年生まれ。1979年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士(東京大学、2006年)。現在、静岡大学人文学部教授。専攻産育とジェンダーの比較社会学
宮本みち子[ミヤモトミチコ]
1947年生まれ。1975年お茶の水女子大学大学院家政学研究科修士課程修了。社会学博士(淑徳大学、2002年)。現在、放送大学教養学部教授。専攻青年社会学・家族社会学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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