東アジア資本主義史論〈2〉構造と特質

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 286p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623051458
  • NDC分類 332.2
  • Cコード C3033

出版社内容情報

現在学界主流をなす「アジア間交易論」を実証的に論駁し、近現代東アジアの新しい歴史像を提示する。

内容説明

本書は、19世紀後半から20世紀前半にかけての近現代東アジアの歴史を、「東アジア資本主義」という新しい概念によって描こうとするものである。つまり、同時期の東アジアの歴史を、日本、中国、台湾、朝鮮・韓国等の一国史の集合としてでなく、国境を超えて展開した一つの資本主義の運動としてダイナミックに把握することをめざす。学界の通説「アジア間交易論」の歪みを正し、近年の東アジア台頭を新しい視点から照射する。

目次

総論 東アジア資本主義史論の射程―貿易構造の分析
第1部 帝国内分業と経済発展(日本における精製糖生産の展開と日本帝国;日本帝国内分業における朝鮮大豆の盛衰)
第2部 植民地における経済発展(台湾総督府の産業政策と在地有力者―児玉・後藤期(1898~1906年)を中心に
近代台湾における中小零細商工業の発展
植民地末期における台湾資本の存在形態
朝鮮・韓国繊維産業の成立と展開―連続と断絶)
第3部 中国経済の発展と日本帝国(近代中国における市場形成;近代満洲林業開発と日本)

著者等紹介

堀和生[ホリカズオ]
1951年大分県に生まれる。1982年京都大学大学院文学研究科博士課程退学。博士(経済学)。現在、京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

最近チェックした商品