内容説明
都道府県議会の実態はいかなるものか。戦後50余年に及ぶ期間を対象にした膨大な資料・データに基づいた本書では、従来の研究では看過されてきた都道府県議会のフォーマルな政策的影響力を検証している。また、日本政治において地方議員が果たしてきたいくつかの重要な役割も明らかにした。彼らはなぜ国会の第一の人材供給源となりえたのか、また自民党一党優位制存続の理由を地方議員の視角から解明する。
目次
序章 地方自治研究と地方政治論
第1章 地方政治研究の理論的枠組み
第2章 都道府県議会の諸類型と知事の党派的属性
第3章 議員構成と役職人事
第4章 知事提出議案に対する議会の議決
第5章 地方政治エリートの国政進出
終章 一党優位制と地方議員
著者等紹介
馬渡剛[マワタリツヨシ]
1972年青森県生まれ。1995年学習院大学法学部卒業。2008年博士(政治学、学習院大学)。現在、財団法人行政管理研究センター研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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