内容説明
国家が公認した海賊行為「私掠」。帝国主義によって讃美されていた私掠が讃美されなくなり、女王、ドレイクらが英雄ではなくなった経過を辿りつつ、一次資料を駆使して、財宝船「神の母」号捕獲劇の興奮と大混乱を活写する。海賊国家イギリスを捉え直した意欲作。
目次
第1部 エリザベスの時代の私掠―私掠の最盛期(私掠とはなにか;私掠の小史;六つの主要航海)
第2部 「神の母」を捕える―史上最大の掠奪(事件の輪郭;出発から捕獲まで;積荷の掠奪;ウォルター・ローリーの再登場;積荷の分配;時代とともに;私利を求めたにもかかわらず)
著者等紹介
櫻井正一郎[サクライショウイチロウ]
1936年大阪府生まれ。京都大学卒業。同大学大学院博士課程中退。元、同大学総合人間学部教授。現在、同大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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