出版社内容情報
財政危機や地球温暖化などの脅威に直面する社会を、どうすれば持続可能なかたちで次世代に引き継げるのか。将来世代のために、見返りのない自己犠牲を我々は自発的に選択できるのか。未来の人々の利益を現在の政治や政策に反映させるために必要な「新しい社会契約」とは。現代の政治・経済思想家たちの哲学を辿り、新たな理念を模索する壮大な試み。
内容説明
財政危機や地球温暖化などの脅威に直面する社会を、どうすれば持続可能なかたちで次世代に引き継げるのか。将来世代のために、見返りのない自己犠牲を我々は自発的に選択できるのか。未来の人々の利益を現在の政治や政策に反映させるために必要な「新しい社会契約」とは。現代の政治・経済思想家たちの哲学を辿り、新たな理念を模索する壮大な試み。
目次
序 世代間問題を考える
第1章 時間と公共性
第2章 正義論をめぐる問題
第3章 市場と全体主義
第4章 自己統治の自由
第5章 仮想将来世代と新しい社会契約
第6章 イノベーションと世代間資産としての正義
第7章 スピンオフ―人工知能と拡張された理性
終 歴史と責任
著者等紹介
小林慶一郎[コバヤシケイイチロウ]
1966年生まれ。1991年東京大学大学院工学系研究科修了(工学修士)。1998年経済学Ph.D.(シカゴ大学)。現在、慶應義塾大学経済学部教授。キヤノングローバル戦略研究所研究主幹、東京財団政策研究所研究主幹を兼務。主著『日本経済の罠―なぜ日本は長期低迷を抜け出せないのか』(共著)日本経済新聞社、2001年、第44回日経・経済図書文化賞、第1回大佛次郎論壇賞奨励賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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