出版社内容情報
なぜ民主主義は後退しているのか。
権威主義は今後も続くのか。
比較政治学は、その時代が抱える世界的政治課題を分析してきた。本書では、ここ20?30年で起こっている政治体制レベルの地殻変動を多角的に考える。
内容説明
比較政治学は、その時代が抱える世界的政治課題を分析してきた。本書では、ここ２０～３０年で起こっている政治体制レベルの地殻変動を多角的に考える。
目次
第１部 政治体制に関する理論的検討（民主主義は脆弱で権威主義は強靱か；民主主義の脆弱性と権威主義の強靱性―領域統治の観点から）
第２部 民主主義の脆弱性（アメリカ政治における長い民主化と帰結としての脆弱化；東中欧における「民主主義の後退」―「民主主義」と立憲主義の分断と接合）
第３部 権威主義の強靱性（現代中国政治の「強靱性」―胡錦濤・習近平政権への視座；権威主義体制の再構築と憲法の変容―タイ２０１７年憲法の分析から）
第４部 政治秩序変化に対する国際的対応（民主主義体制の脆弱化と権威主義体制の強靱化における国際的要因の考察）
