出版社内容情報
ロシアのウクライナ侵攻など、混沌とするヨーロッパ情勢を理解するために、近代の始まりから現在までの変化を、転換期というべく6時点の時代の地図を掲載し、くらべる。国名・領土など、目まぐるしい変化から、激動のヨーロッパ近現代史200年をふりかえる。
内容説明
国名・国境の変化にまつわる事件、戦争、領土問題、民族問題などについて時代ごとに解説。ヨーロッパで起きた200年の変化を知れば、ロシアによるウクライナ侵攻、資源獲得競争など、現在の問題への理解も深まる。
目次
はじめに 6つの転換点でくらべるヨーロッパの変化
1815年 ウィーン会議後
1914年 第一次世界大戦直前
1919‐39年 戦間期
1950年 東西冷戦開始期
1993年 ソ連崩壊後
2023年 終わらない紛争・戦争
資料編
著者等紹介
関眞興[セキシンコウ]
1944年三重県生まれ。東京大学文学部卒業、駿台予備学校の世界史講師を27年勤め、退職後は著作家となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
33
ロシアのウクライナ侵攻など、混沌とするヨーロッパ情勢を理解するために、近代の始まりから現在までの変化を、転換期というべく6時点の時代の地図を掲載し、激動のヨーロッパ近現代史200年をふりかえる一冊。1815年ウイーン会議後、1914年第一次世界大戦直前、1919-39年の二つの世界大戦の戦間期、1950年東西冷戦開始期、1993年ソ連崩壊五、2023年の各地の紛争・戦争と5つの年の地図をベースに、その前後で何が起きたのか、何がポイントだったのか解説していて、見れば見るほど各地に火種が多いのを実感しました。2023/10/01
Hiroki Nishizumi
4
地図は面白い。普段目線を真ん中に置いていない東欧あたりはことに興味深い。2023/10/23
Hiroki Nishizumi
2
この地図帳は面白い。眺めていて飽きない。2024/03/24
のりっく@泡沫戦史研究所(ワクチンうってもマスク・手洗い・うがい励行!)
1
ウィーン会議後の1815年、第1次大戦直前の1914年、戦間期の1919-1939年、東西冷戦開始期の1950年、ソ連崩壊後の1993年、最新の2023年と歴史的な区切りごとに国境が変わるきっかけとなった事件とともに解説されており、なぜその線が国境となっているかがよくわかります。 現在へと繋がる歴史が地図でわかりやすく解説されたおすすめの一冊。2023/10/15
Teo
1
歴史地図帳と言うのは昔からあるが、これが面白いのは一般的な地形図に過去の国境を引いて比べている点。だから「ああ、この山脈の向こう側迄領土があったのか」とかが分かりやすい。2023/09/28