日本史リブレット<br> 兵と農の分離

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日本史リブレット
兵と農の分離

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  • サイズ A5判/ページ数 102p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784634546967
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C1321

内容説明

山あいの土地を切り開き、土地に根ざして生きる。このもっとも基本的な暮しの舞台を離れ、兵として戦場に向かい、武士として名声をあげることを夢みる男子たち。甲州の武田家に仕えたい、武士になりたいと願う男子が家をでて、武士団に属していく。他方、先祖の開発した相伝の地と家を守るため、遠征を拒否して農を選択する人びともいる。兵と農の分離は、16世紀の戦乱の世から、17世紀後期にいたる、長い社会変動の過程である。その変動の只中で、人びとはどのような選択を迫られ、またみずからの道を決めるのか。この本では、信濃の山間の村々で繰り広げられた兵と農の分離の様相を詳述することで、社会変動の一端を明らかにしていく。

目次

信濃の武将、波合備前とは誰か
1 天正から空白の五〇年
2 百姓となった原家
3 兵と農の分離
4 主家と被官・門
「武士」への憧れ

著者等紹介

吉田ゆり子[ヨシダユリコ]
1958年生まれ。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士課程単位取得退学。専攻、日本近世史。現在、東京外国語大学外国語学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Toska

11
再読。「兵農分離」のマクロな枠組みを問うのではなく、実際に兵と農の狭間で揺れ動いた人々の動きを丹念に追いかけていくミクロな視点。ある時点で身分がスッパリと分かれたのではなく、近世の初め頃まではまだ流動性が保たれていたことが分かる。また、誰もが武士を目指したわけではなく、農を選ぶという選択肢もあり得た。貴重な研究だが、旧家に伝わる複数の系図を突き合わせていく地味な作業の連続で、読み通すには忍耐が要るかも。2023/06/24

金監禾重

5
戦国時代の兵農分離政策を知りたかったが、本書は江戸時代初期の兵農分離の実態。郷土資料を博捜して、地域に蟠踞した無名の一族(武田二十四将の原美濃守の親類だが)を数世代にわたって分析し、兵農分離の不徹底を明らかにしている。男性は山村から江戸などに出て武家奉公し、山村に帰り、女性は武家に嫁ぐなど、境界は柔軟だった。2023/08/01

usoki

1
よくわからんかった。結局、何が兵と農を分離させたの?2009/12/03

トリニトロトルエン

0
武田遺臣の話に40ページを費し、兵農分離についても各論ばかりで大局的な話が全く見えなかった。私が浅学であるのかもしれないが、この本は愛好家でも読めるレベルを想定しているはずで、構成がメチャクチャだと感じる。 ハッキリ言えば駄本。読む価値なし。2024/01/21

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