内容説明
独特の反りを持つ日本刀は何を語るか―平安時代中期から江戸時代に至るまで、時代とともに変化する戦闘様式や刀法、美意識などを通して、日本刀に纏わる各時代の社会的背景や文化風俗を描き出す。
目次
第1章 日本刀の源流―その遺伝子
第2章 日本刀の「反り」が意味するもの
第3章 騎兵の弯刀・太刀の時代
第4章 元寇の影響
第5章 元寇と刀剣
第6章 南北朝期の大太刀
第7章 室町期の刀剣と戦い
第8章 江戸期の刀剣文化
第9章 江戸殿中刃傷
第10章 市人・農民・無頼と刀剣
感想・レビュー
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日本刀の源流―その遺伝子: 中国における直刀の出現とその用法 日本の古代刀 日本刀の反りが意味するもの: 直刀の意味 反りの不敬 騎兵の弯刀・太刀の時代: 日本刀空白の時代 太刀の黄金時代・平安後期から鎌倉後期 鎌倉時代の武家の立場と戦闘様式 元寇の影響: 戦いの実相 元寇と刀剣: 刀身彫刻 南北朝期の大太刀: 南北朝期大太刀の実際 室町期の刀剣と戦い: 室町期刀剣の時代分布 江戸期の刀剣文化: 武家服装と刀剣拵え 江戸殿中刃傷: 殿中刃傷の概要 刃傷の様相 市人・農民・無頼と刀剣: 江戸後期の世相と刀剣2022/06/29