内容説明
戦後復興期は戦時期と高度経済成長期との間に位置し、二つの時期の特徴を重ねもつ「過渡期」であった。直面する困難や変動に対応する個別の産業・企業の具体的行動に焦点を当て、生き生きと時代像を描く。
目次
序章 論点の提示―産業・企業復興の制約条件
第1章 製粉業―食糧危機下の委託加工制
第2章 硫安産業―早期復興の条件と問題点
第3章 綿工業―企業間競争と過剰設備
第4章 セメント産業―エネルギー制約下の原単位改善
第5章 造船業―国際競争力回復の要因
著者等紹介
武田晴人[タケダハルヒト]
東京大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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