出版社内容情報
佐藤 眞一[サトウ シンイチ]
著・文・その他
?山 緑[タカヤマ ミドリ]
著・文・その他
増本 康平[マスモト コウヘイ]
著・文・その他
内容説明
日本は世界に先がけて超高齢社会となり、「老い」は個人と社会の共通課題となりました。「老いる」とはいかなることかを考え、高齢者についてよく知ることが必要となったのです。老いに伴う課題を考えるために役立つ知見を、具体例とともにやさしく解説します。
目次
第1部 老いを包む社会(老いのこころと高齢社会;エイジングのこころ―人の生涯発達;引退するこころ―引退期の獲得と喪失)
第2部 老いのこころのメカニズム―正しい理解とアプローチのために(情報処理機能の変化―感覚・脳・認知;忘れやすさと忘れにくさ―記憶と学習;英知を磨く―知的発達;その人らしさとエイジング;家族とのつながり;他者との関わり合い;高齢期のこころの病気)
第3部 老いて、生きる(超高齢期のこころ―それぞれの生き方、それぞれの人生;死にゆくこころ―死生観と死のプロセス;老いを共に生きるこころ―家族として、援助者として)
著者等紹介
佐藤眞一[サトウシンイチ]
大阪大学大学院人間科学研究科教授、博士(医学)
高山緑[タカヤマミドリ]
慶應義塾大学理工学部教授、博士(教育学)
増本康平[マスモトコウヘイ]
神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授、博士(人間科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
讃壽鐵朗
5
高齢者の発達心理学に関する本だが、一体この本は誰を対象にしているのか。高齢者自身ではとても理解できないレベルの内容だから、学問として学ぶ世代のためだろう。高齢者には不向きだと結論。 2017/12/10
GoJEF
2
生涯発達心理学(=lifespan developmental psychology)。ライフサイクルモデルに分類されているエリクソンの心理・社会的段階モデルに興味が湧きました。また、柳田邦男の「犠牲」も読んでみたくなりました。著者の一人である佐藤眞一の著書も興味深い。2020/02/06
Mihoko
1
老いるということを様々な角度から説明してくれてすっと入っていける内容。 かと言って、軽い内容ではない。とても役立つ本です。2019/06/27
くり
1
心穏やかに暮らせるかどうか、高齢者の場合は「解放」がキーワードになるのかなと思った。親、配偶者、子ども、人生のなかで出会ってきた成功と困難など、たくさんの経験と知識に自分で自分を縛ってしまうことからの解放。難しいなぁ。2018/05/20