出版社内容情報
文政10年(1827)大坂東町奉行所が摘発した詐欺事件は、大塩平八郎ら担当役人の捜査で「キリシタン集団」の発覚に発展し、大きな衝撃を与えた。被疑者や関係者の供述、評定所の評議など多数の史料を翻刻。被疑者の活動や信仰の実態、幕府中央部への伺いと罪・刑決定の背景など事件の始終を解説する。研究論考と人名一覧・年表・地図を収載。
内容説明
文政十年(一八二七)大坂東町奉行所が摘発した詐欺事件は、大塩平八郎ら担当役人の捜査で「キリシタン集団」の発覚に発展し、大きな衝撃を与えた。被疑者や関係者の供述、評定所の評議など多数の史料を翻刻。被疑者の活動や信仰の実態、幕府中央部への伺いと罪・刑決定の背景など事件の始終を解説する。研究論考と人名一覧・年表・地図を収載。
目次
解説 京坂キリシタン一件について(研究史と本書の目的;事件の概要と捜査 ほか)
翻刻 京坂キリシタン一件文書(大坂東町奉行吟味伺書―取り調べと捜査;京坂キリシタン一件の司法に関する文書)
論考(大坂町奉行と「京坂キリシタン一件」;ジェンダーの視点からみた京坂キリシタン一件)
著者等紹介
宮崎ふみ子[ミヤザキフミコ]
1948年東京都生まれ。1979年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、恵泉女学園大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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