内容説明
戦争に際して、政府と軍部、陸軍と海軍、中央と出先の利害を調整し、国家が一丸となって対処するべく設置された大本営。日清・日露戦争、日中戦争においていかに機能したのか、組織と運営の変容の歴史を分析した名著。
目次
概観
１ 軍中央機構の創設と拡充
２ 日清戦争と戦時大本営
３ 日露戦争と大本営
４ 日露戦争後から満州事変へ
５ 支那事変と大本営
６ 大東亜戦争と大本営
著者等紹介
森松俊夫［モリマツトシオ］
１９２０年京都府に生まれる。１９４０年陸軍士官学校卒業。終戦時陸軍少佐。陸上自衛隊教官、防衛研修所戦史編纂官を歴任。２０１１年没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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でん
1
明治期の大本営設立までの非常に複雑な過程などから、陸軍海軍の対立の根深さに改めて気付かされた。解説の戸部良一氏の言う通り、３つの位相での対立を注意深く観察しなければならない。2014/06/27
