内容説明
『春から夏へ』に続いて、ギリシア系神話と北欧伝説に美しい枝葉を与え、人物の心理・性格描写が小説をしのぐ『秋から冬へ』。作中の「うた」や「著者後書き」等に脚韻を用いるなど、入念な日本語訳で甦った、ウィリアム・モリスの伝説的長編物語詩、初の完訳。
目次
九月・抒情詩(パリスの死;太陽の東、月の西に位置する国)
十月・抒情詩(アコンティウスとキューディッペー;二度と再び笑わなくなった男)
十一月・抒情詩(ロドーペーの物語;グズルーンとその恋人たち)
十二月・抒情詩(金色の林檎;アスラウグの養育)
一月・抒情詩(アルゴリスにおけるベレロポーン;ウェヌスに与えられた指環)
二月・抒情詩(リュキアにおけるベレロポーン;ウェヌスの丘)
著者等紹介
森松健介[モリマツケンスケ]
1935年生まれ。東大大学院修士課程、神戸市外大講師を経て、中央大学名誉教授。単訳著『ハーディ全詩集1、2』中央大学出版部(第33回日本翻訳文化賞)他に著・訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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