内容説明
経済的関係が深化するアジアでは自由貿易圏構想が具体化しつつある。これらはさらに経済統合・政治統合に向かうのであろうか。アジアは政治体制や宗教・文化的背景が多様で、経済発展段階にも大差がある。こうした「多様なアジア」がある一方、人的交流・文化交流によって、「一体化するアジア」も生まれてきている。政治・経済の安定と発展に向けて、アジアにおける経済・政治・社会・文化の各領域から協力と交流の可能性を考える。
目次
中国経済のグローバル化
アジアの金融システム安定のための国際協力と課題
アジアにおける食料貿易と日本の食
中国自動車会社の現状と課題
中国の環境問題と日本の環境協力
アジア地域からの技能実習生の受け入れと課題
バングラデシュの若者が担う経済発展
石垣島をモデルとしたアジア観光と相互交流
韓国における日本の大衆文化開放
インドネシアにおける日本的消費スタイルの浸透とJKT48
華地域における対日イメージと日本文化の普及
アジアにおける安全保障と協力
著者等紹介
竹歳一紀[タケトシカズキ]
桃山学院大学経済学部教授
大島一二[オオシマカズツグ]
桃山学院大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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