内容説明
小説の会話文、小説の地の文、新聞の報道文、評論文という4つの異なるテクストジャンルから取り出した受身文を、その主語と行為者の有情・非情の別で大きく4つに分類。さらに動詞の結合価と語彙的な意味に基づいて細かいサブタイプを立て、それぞれの意味と構造的な特徴を考察し、現代日本語の受身文の網羅的な記述を目指す。
目次
第1章 体系、構造、要素
第2章 有情主語有情行為者受身構文
第3章 有情主語非情行為者受身構文
第4章 非情主語一項受身構文
第5章 非情主語非情行為者受身構文
第6章 テクスト別受身構文タイプの分布
著者等紹介
志波彩子[シバアヤコ]
東京都立三田高等学校卒業、東京外国語大学外国語学部日本語学科卒業後、国際協力事業団(当時、JICA)により日本語教師としてブラジルに赴任。帰国後、東京外国語大学大学院博士後期課程を修了。東京外国語大学非常勤講師、東京外国語大学グローバルCOE研究員を経て、現在、国立国語研究所非常勤研究員。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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