出版社内容情報
シェイクスピアの英語の意味変化の具体的な例を、現実主義をかかげるマルティネの通時言語学に文化記号学の視点を加味して考察する。言語は生きて使われるかぎり常に変化する。共時的な研究も通時的視点をあわせ持つ必要がある。言語変化には、言語外的な要因も大きく関与する。英語史の中でももっとも興味深いシェイクスピアの英語の意味変化を具体的な例を取りあげて論じる。複雑な言語変化の生きた姿を目に見える形で理解するために、現実主義をかかげるマルティネの通時言語学に文化記号学の視点を加味して考察する。
三輪 伸春[ミワ ノブハル]
著・文・その他
内容説明
言語は生きて使われるかぎり常に変化する。共時的な研究も通時的視点をあわせ持つ必要がある。言語変化には、言語外的な要因も大きく関与する。英語史の中でももっとも興味深いシェイクスピアの英語の意味変化の具体的な例を取りあげて論じる。複雑な言語変化の生きた姿を目に見える形で理解するために、現実主義をかかげるマルティネの通時言語学に詩学と記号論の視点を加味して考察する。
目次
序説 言語学、英語学、英語史(従来の言語学、英語学、英語史;言語学、英語学、英語史の再構築)
第1部 マルティネ(A.Martinet)の言語学原理
第2部 英語史の詩学と記号論:入門編―音韻、文法、意味三位一体の言語学(民間語源(folk‐etymology)
英語の人称代名詞の変遷 ほか)
第3部 英語史の詩学と記号論:実践編(auburn:シェイクスピアの色彩語;green‐eyedはなぜ「嫉妬」するのか―シェイクスピアの語形成法解明への試み ほか)
著者等紹介
三輪伸春[ミワノブハル]
1946年、岐阜県瑞浪市に生まれる。鹿児島大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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