奴隷労働―ベトナム人技能実習生の実態

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奴隷労働―ベトナム人技能実習生の実態

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  • サイズ A5判/ページ数 274p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784763408808
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0036

内容説明

急増するベトナム人技能実習生が見た、もう一つの“日本”。詳細な聞き取りで明らかになる驚くべき実態。仲介ビジネスの横行で、多額の渡航前費用を借金し来日するベトナム人実習生たち。低賃金、長時間労働、暴力、パワハラ、セクハラ、劣悪な住居環境、家賃天引きの二重の搾取、除染などの危険な業務、「逃げる」ことを選ぶ実習生、多くの死者…。広がる実習生支援の市民の輪、動き出す労働組合。

目次

1章 実態を調査したベトナム留学生
2章 隆盛を極める“実習生ビジネス”
3章 厳しい就労実態―孤立する技能実習生
4章 実習生が「逃げる」ということ
5章 「助けてください」―技能実習生が“手紙”で日本の国会に訴え
6章 労働組合が動き出す
7章 広がる実習生支援
8章 草の根の支援活動―ボランティア日本語教室
9章 ベトナム難民だった神父が、台湾で行う支援活動

著者等紹介

巣内尚子[スナイナオコ]
1981年生まれ。フリージャーナリスト。現在はカナダ・ケベック州のラバル大学博士課程に在籍。研究分野は国際社会学と移住現象のジェンダー分析。東京学芸大学卒業後、日本で就労。その後、フランス滞在を経てインドネシア、フィリピン、ベトナム、日本で記者、ライターとして働く。2015~2016年、ベトナム社会科学院・家族ジェンダー研究所(IFGS)客員研究員、2017年、一橋大学大学院社会学研究科修士課程修了(社会学修士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Willie the Wildcat

81
政府公認制度の下、夢や希望を搾取する構図。全ての受け入れ企業/仲介企業などに問題があるとは思わないが、一定レベルでの発生事象と推察。借金から始まり、保証金制度、単純労働、低賃金、職場変更不可、暴言・暴力、長時間拘束、相談相手の不在などなど。物心両面で追い込まれた上での「失踪vs.避難」論議。先日Newsで見たCOVID-19による影響もそうだが、外国人労働者の使い捨てと非難されても否定できない。そもそも論で、公的機関がE2Eで定期的な監視・監査し、健全性を担保できないものか?期待や夢を育みたいですね。2020/06/19

こばまり

64
どこかに非道な事業者がいて、実習生という名の気の毒な労働者がいるという個の話ではない。送り出し国と受け入れ国双方のシステムの問題であることが理解できた。しかも故意に放置されている。このような書籍は速報性が肝とは思うが誤字脱字は残念。2020/12/01

燃えつきた棒

41
ふるさとの すがたおぞまし 野に山に 吸血の森 食人の原/ ふるさとの 景色恐ろし ガツガツと ガゼルむさぼる 捕食者の群れ/ 来日前に派遣会社に100万円+数十万円の保証金。/ 給料、残業代の不払い、過労死基準を超える長時間労働、休日無し、暴力、暴言。/ 残業は時給、1年目350円、2年目400円、3年目500円。契約時を大きく下回る給与。/ 「縫製業には実習生を送らない」/ 内容の説明なく除染作業をさせられた。避難指示解除前の浪江町で、作業に従事させられた。/2019/08/06

かもめ通信

17
途上国の人材育成を通じた国際協力という名目で、劣悪な条件の下で、メイド・イン・ジャパンを支える安価な労働力を得るための「裏口」となってきた外国人技能実習制度。改正出入国管理法施行で単純労働力受け入れの正規ルートができたため、その存在意義が薄れたとして廃止の声もあがっていると聞く。だが法律や名称が変わっても実態が変わらなければ意味が無い。なにが起こっているのかを知るだけでなく、どうやって改善していけばいいのかということを、早急かつ真剣に考えなければならないと強く感じさせられた1冊だった。2019/08/28

チェアー

14
論文ぽい部分と、ルポの部分が混在していて、構成は再考の余地がある。だけど、内容は十分。ベトナムから日本に来る技術実習生は、現地で借金漬けになり、日本でトラブルがあってもなかなか言い出せない状況にがんじがらめにされていること。実習生という制度そのものが、日本の都合のいいように運用されていて、実際は外国人を安い労働力として人権を無視して使うための仕組みになっていること。こんな状況で、外国人労働者を受け入れるなら、「奴隷労働」がさらに野放図に拡大するとしか考えられない。2019/08/03

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