出版社内容情報
日本全国で開催されている様々な「お祭り」。その意味、誰を祭っているのか(神様や怨霊、人など)、その手順、神輿・鉾・山車など道具についてなどを、解剖図鑑シリーズならではのイラスト図解で徹底解説!!稲作や漁業由来の祭り、祖先や悪霊を鎮める祭り、疫病避け、宮中行事由来のもの、海外から来たものなど、さまざまな出自をもつ祭りとその意図を深く知ることで、日本人の「祈りのかたち」が、きっと見えてきます。季節別に日本全国の祭りを取り上げているので、祭りを実際に見に行くガイドブックとしても最適!!
内容説明
人はなぜ祭りに熱狂するのか?祖霊神、来訪神、神話の神々、仏さま、外来の神…、誰をまつり、何を祈るかを知れば、より深く楽しめる。日本全国60超の祭りを季節別に、必須のアイテムである神輿、山車、獅子などとともに完全図解。
目次
序章 祭りの基本(祭りの歴史;神話と祭り ほか)
1章 年末~3月頃 年の初めの祭り(年の初めの祭り;甑島のトシドン 鹿児島 ほか)
2章 4~6月 春から夏への祭り(豊作を願う祭り 全国;咲前神社の太々神楽 群馬 ほか)
3章 7~8月 夏と盆の祭り(夏と盆の祭り;祇園祭 京都 ほか)
4章 9~12月 秋から冬への祭り(秋から冬への祭り;遠野まつり 岩手 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ナイスネイチャ
94
図書館本。図解で分かりやすく、各所の祭りの紹介ありと手元に置きたい2019/08/24
ポチ
47
イラストと簡単な説明がとても分かり易くて良い。日本には色々なたくさんの祭りがあるのだと再認識させられた。2019/09/09
井月 奎(いづき けい)
34
経済が停滞しようと、政治が腐敗しようと日本が日本であることに変わりはなく、日本が日本である理由は天皇陛下がおいでになることと、祭りがあることによります。ついでに言えば、人種もあまり関係ないと私は思っています。人口が減り続けること、それにより祭りが簡素化される位ならまだ良いのですが、なくなってしまう事が私には恐ろしく思います。自らの根源を思い、畏れと慈しみを抱きつつ、連綿と後世に聖なるものと、自然の怖さと大きさを感じさせる祭りは、日本人が日本人であることの源泉といえます。ああ、祭りを見て歩きたくなりました。2023/12/12
たまきら
29
写真がないことで、逆に文章に集中できる。いやはや、様々な祭りが網羅されているうえに説明が簡潔でありながら非常にわかりやすく、かゆいところに手が届く。今年はこれに行ってみたい!と思えるお祭りが何個かあったので、夫とも相談してみようー国家試験が終わり次第。2019/01/05
田氏
10
これ、いいかもしれない。祭りというか祀りというかについて、同レベルの解説してる本は新書でも探せばいくらでもあるんだろうけど、これだけ大量のイラストを持ってこられたら、その荘厳さ、賑やかさ、漂う空気のイメージしやすさは文字だけの本では太刀打ちできない。テキストも、情報量・紙面上の密度どちらの意味でもみっちり詰まっているので、それなりに読み応えもある。各都道府県から一つずつ紹介しているので、この県ならあの祭りについても知りたかったなと思うものがないでもないが、多分このチョイスが妥当なんだろうなという感もある。2018/12/03
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- 和書
- わが名はイシュメイル