目次
第1章 根を持つこと
第2章 『居場所』について
第3章 現代文明の根本問題
第4章 『存在忘却』について
第5章 原子力は虚偽のエネルギーである
第6章 存在の真理
第7章 現代文明と存在論
著者等紹介
池田善昭[イケダヨシアキ]
1936年山形県に生まれる。1968年京都大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。ライプニッツ・アルフィーフ客員教授、神戸学院大学、静岡大学、立命館大学、各教授を経て現在、統合学術国際研究所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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マウンテンゴリラ
5
本書は単に、原子力というものを技術的な観点から批判したものではない。それを近代科学技術のもたらした必然的到達点として捉え、その科学技術を幹とする近代文明そのものを痛烈に批判したものと言えるだろう。その論理的整合性、正当性が原発推進派の人々、または、政策を左右する政治家や官僚達に受け入れられ、賛同を得るものになっているかどうかは正直疑問ではある。しかし、存在というものが、本来共存の場、つまりは居場所の形成であるという論は、すこぶる魅力的である。その意味から、原子力が質量とエネルギーの共存を破棄し、→(2)2018/01/06
funuu
0
原子力は不完全なエネルギー。人類は、悪魔を地獄から、呼びだしたのだろう。2013/09/07