内容説明
今日の日本では、医療と宗教が交錯する場で多くの倫理的な問題が生じている。これらの微妙で困難な問題を法的観点から検討する。
目次
第1部 概論―宗教と医療と自己決定権(問題状況;宗教の法と国家の法;プライバシーの権利と自己決定権;生死をめぐる宗教と法)
第2部 各論―個別事例の検討(信仰による輸血拒否;ムスリムと医療―未成年者への割礼を中心に;死体を用いた医療手技研修;医学研究と動物実験)
著者等紹介
平野武[ヒラノタケシ]
1944年中国大連市生まれ。1974年大阪大学大学院法学研究科博士課程修了。博士(法学)。現在、龍谷大学(法学部)名誉教授
佐久間泰司[サクマヤスシ]
1958年島根県生まれ。1986年大阪歯科大学大学院博士課程(歯科麻酔学)修了。歯学博士。2012年龍谷大学大学院博士後期課程(公法学)満期単位取得。2016年日本大学大学院修士課程(哲学)修了。現在、大阪歯科大学歯学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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