東アジアの歴史摩擦と和解可能性―冷戦後の国際秩序と歴史認識をめぐる諸問題

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  • サイズ B6判/ページ数 545p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784773635041
  • NDC分類 319.2
  • Cコード C3031

内容説明

日中韓で歴史認識の共有は可能か。反日・嫌中・嫌韓は乗り越えられるか。アジア現代史と深く関連する米国の政策と行動。パワーをめぐる主導権争いと排他的ナショナリズムが歴史問題と連動するとき、国際関係は不安定化する。

目次

総論 冷戦後東アジア国際関係の構造変動と歴史和解―パワー、ナショナリズム、市民社会、歴史摩擦の交錯
第1部 日本における歴史認識をめぐる諸問題(戦争責任論から戦後秩序論へ―東京裁判論の視点転換へ;戦争犯罪とダブル・スタンダード―アジア太平洋戦争の遺産 ほか)
第2部 変容する東アジア秩序と歴史摩擦(歴史認識をめぐる日韓摩擦の構造とその変容;自由社刊二〇〇九年度中学校歴史教科書分析―「近代」対外関係を中心に ほか)
第3部 歴史摩擦と歴史和解(東南アジア 「忘却の共同体」の行方;フィリピン 戦後対米認識の変化と国際構造の変動 ほか)
第4部 東アジアにおける歴史和解の可能性(「ソンミ」の記憶とトランスナショナルな「和解・平和」;プロセスとしての「東アジア共同体」―信頼醸成による日中韓の歴史和解の可能性 ほか)

著者等紹介

菅英輝[カンヒデキ]
西南女学院大学人文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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