内容説明
大学で初めて憲法を学ぶ学生を対象として編まれた、憲法学の入門書。
目次
憲法とは何か
日本国憲法史
国民主権
平和主義
基本的人権の原理
人権の制約と適用範囲
包括的基本権
法の下の平等
表現の自由
思想・良心の自由
信教の自由
社会権
教育と憲法
人身の自由
経済的自由権
参政権
家族と憲法
国会
内閣
裁判所
地方自治
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
takizawa
1
優れた入門書ほど上級者(≠私)が読む。本書では、憲法における重要論点について、なぜその論点が出てくるのかわかるように、根本から詳細に説明されている。入門書との位置づけだが、普通に試験対策に使えると思う。判例や難しい概念もそれぞれの学者の言葉で説明しなおされていて、正直感動した。執筆陣は、早稲田大学法学研究科出身の若手憲法学者たち。同性愛者の人権といった現代的なテーマに触れる人も多く、読み応えがある。2009/04/02
すいか
1
憲法の勉強に利用。わかりやすいが、もっと判例があってもよかった?!2008/07/16
Hidekazu Asai
0
法に関する書物を読むと、法に対しての新しい知見を得られる。 例えば、本書では、日本国憲法は、諸外国には見られない刑事手続きの詳細な規定が定められてあり、このことが日本国憲法の特徴だというようなことが書かれてある。 また、本書は、常に日本国憲法を大日本帝国憲法との比較をして、日本国憲法がいかに実質的な立憲主義憲法であるかを説明していく。 私は、今まで何冊か憲法の本を読んできたが、本書のような見方がバランスある見方だと感じた。 2021/01/03
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