内容説明
電子メディアは国境を消滅させる!?―この魅力的仮説に、長期的な聞取り調査・参与観察をとおして挑み、国境を越える心性の意外なゆくえを追う意欲的試み。
目次
序章 グローバルな文化のフロー―「メディアスケープ」と「エスノスケープ」
第1章 越境する日本の若者たち
第2章 人種・民族関係の「現実」
第3章 「日本人女性」のステレオタイプ
第4章 日本人コミュニティと仲間集団
第5章 心に描かれる「故郷」
終章 ナショナル・アイデンティティのゆくえ
補章 マルチサイテッド・エスノグラフィの方法
著者等紹介
藤田結子[フジタユイコ]
コロンビア大学よりM.A.(Sociology)、ロンドン大学ゴールドスミス校よりPh.D.(Media and Communications)取得後、東京工業大学世界文明センター・フェローを経て、慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所准教授(メディア社会学、エスノグラフィ論専攻)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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