内容説明
読書、試験、自分探し、友情、恋愛、仕事、病気…身近なライフ・イベントを通じて社会学の考え方を学び、混沌とした世界を読み解く力を身につける。好評書を全面改訂。
目次
読書の社会学―文化資本を蓄積させる楽しい読書
試験の社会学―俗知の聖知への化体の公的承認
勉強の社会学―学生の動機づけの危機としての学習意欲の喪失
資格の社会学―将来の不確実性を縮減する幻想を与える資格
自分探しの社会学―他者承認なき「自分探し」の漂流
就職の社会学―ポストバブル期にシグナルを出せない青年の悩み
昇進の社会学―日本型メリトクラシーで選ばれるのは誰か?
恋愛の社会学―「ロマンティック・ラブ」から「コンフルエント・ラブ」へ
友情の社会学―社会関係資本としての友人関係
喫茶の社会学―コーヒー・ハウスにおける市民的公共性の成立
仕事の社会学―ストレスをチャレンジに変える仕事の自己指令性
病気の社会学―学習される患者の役割・管理される病気の身体
著者等紹介
片瀬一男[カタセカズオ]
1956年長野県生まれ。東北大学文学部卒業、同大学院文学研究科博士課程中退。現在、東北学院大学教養学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。