出版社内容情報
宮脇俊文[ミヤワキトシフミ]
内容説明
デビューから最新作『騎士団長殺し』に至るまで、村上文学は何を描き出してきたのか。影/地震/暴力などの鍵概念に肉薄し、作家の全体像に迫る。物語に隠された“偶然”の連関を指し示す、これまで目にしたことのなかった村上春樹論。
目次
序章 「偶然」の扉を開ける
第1章 分身としての「影」に寄り添う
第2章 「壁」への抵抗
第3章 「地震」が呼び覚ますもの
第4章 圧倒的な「暴力」に立ち向かう
第5章 「ジャズ」と個の確立
終章 鎮魂の物語として
著者等紹介
宮脇俊文[ミヤワキトシフミ]
1953(昭和28)年、神戸市生まれ。成蹊大学経済学部教授。専門はアメリカ文学、比較文学、ジャズ研究。日本F.スコット・フィッツジェラルド協会会長、ミネソタ大学客員教授などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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