ファシズムはどこからやってくるか

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  • サイズ 46判/ページ数 240p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791772513
  • NDC分類 311.8
  • Cコード C0030

出版社内容情報

全体主義は再来するのか?忍び寄る暗い時代の影。
国家の捏造された歴史、分断される人種や階層、プロパガンダ、反知性主義、被害者意識、地方と都市の対立…… ヒトラー時代のモラルパニックからトランプ政権のレトリックまで。民衆の情動はいかにして扇動されるのか。「私たち」と「やつら」のあいだに線引きをする、その政治的手法の歴史と現在から、忍び寄るファシズムの正体が明かされる。

内容説明

国家の捏造された神話、分断される人種や階層、はびこるプロパガンダ、反知性主義、被害者意識、地方と都市の対立…ヒトラー時代のモラルパニックからドナルド・トランプのレトリックまで。大衆の情動はいかにして扇動されるのか。「我々」と「やつら」のあいだに線引きをする、その政治的手法の歴史と現在から、忍び寄るファシズムの正体が明かされる。

目次

1 神話的過去
2 プロパガンダ
3 反知性主義
4 非現実性
5 ヒエラルキー
6 被害者意識
7 法と秩序
8 性的不安
9 ソドムとゴモラ
10 働けば自由になる

著者等紹介

スタンリー,ジェイソン[スタンリー,ジェイソン] [Stanley,Jason]
1969年、米ニューヨーク州シラキュース生まれ。イェール大学哲学教授。専門は言語哲学と認識論。ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストへの寄稿者としても知られる

棚橋志行[タナハシシコウ]
1960年三重県生まれ。東京外国語大学英米語学科卒。出版社勤務を経て英米語翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こーた

234
原題は”HOW FASCISM WORKS: The Politics of Us and Them”。「我々」と「やつら」の構図は、いかにして産まれるのか。ナチスドイツとトランプ政権の類似を軸に、ファシズムが機能する仕組みを明らかにしていく。目次にもなっている「ファシズム10の柱」が大いに参考になる。①神話的過去②プロパガンダ③反知性主義④非現実性⑤ヒエラルキー⑥被害者意識⑦法と秩序⑧性的不安⑨ソドムとゴモラ⑩働けば自由になる。家父長制的な神話のもと、現実を見ようとせず、女性を嫌悪し、大学を攻撃し、⇒2020/04/26

1959のコールマン

52
☆4.5。最初に読んだ時は「ファシズム」「ファシスト」がやたら出てくるのが気になった。が、この本は基本的にはアメリカ人向けに書かれたもの。したがって、「自分たちはファシズムと闘った方」「自分は反ファシスト」と思っている人が多いので、著者はあえて「いや、実はアメリカで実際おきたあの事もこの事もファシズムなんだよ」とあえて挑発的に書いたのではなかろうか。ただ、啓蒙的に書かれた本なので、題目を気をつけなければならない点のみに絞っていて、ファシズムの複雑な面をオミットしている。そこが不満点であり、欠点でもある。↓2020/07/22

どら猫さとっち

6
なぜファシズムは起きるのか。神話的過去、プロパガンダ、反知性主義など、10のキーワードをもとに検証する警告書。本書を読むと、これは遠い昔の話ではなく、今起こりうることであるのが、わかるし恐ろしい。自公はもとより、維新の会も当てはまる箇所が多い。政治的な言葉が多いが、わりとわかりやすく解説してあるので、読んでおいたほうがいいが、あまり注目されないのが不思議だ。2022/05/22

miunac

6
この本には我が国のことは一言も触れられていない。なのになんだこの既視感は。ファシストが如何に分断を作り上げ最終的に寡頭政治に至る道筋を詳述しているのが本書だ。繰り返す。分断は意図的に作り上げられている。それを利用するのがファシズムの手口だ。分かったことのひとつとして、我が国は美しい国だと言ってる国、祖国を取り戻すと言ってる国は世界中に存在している、ということがある。アベのオリジナルでもなんでもないありふれた言説なのだ。今後も大企業だけが優遇される。言うまでもないが、社会ダーウィニズムは似非科学である。2020/05/03

くらーく

2
本書は、頭から順に読む本だね。次の章のタイトルが前の章の最後に書いてある。章と章の繋がりを意識して作られているのですな。 内容については、他のレビューアーさんが書いてあるのと変わらないかな。10の柱の説明に過去と現在の事例が取り上げられている。ナチスはもとより、トルコのエルドリアン、ハンガリーのオルバン、フランスのルペンなどなど。ミャンマーのロヒンギャも取り上げられていたかな。こちらは被害者側として。 全体としては、そうだねえ、と思いつつも、過去や被害者意識に囚われすぎかねえ。過去より未来が良いよねえ。2024/03/22

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