物的中国論―歴史と物質から見る「大国」

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物的中国論―歴史と物質から見る「大国」

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  • サイズ 46判/ページ数 409p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784791772964
  • NDC分類 302.22
  • Cコード C0036

出版社内容情報

思想や政治の根底をなす「モノ」とは何か
中華思想、国家主席、独裁、愛国教育、情報統制、サイバースペース、民族、ウイルス……。リベラルの対極に位置づけられる、中国についての表面的で型にはまった認識。しかし、「大国」の原理を本当に理解するためには、その歴史を深く知り、物質的次元を見なくてはならない。近くて遠い隣国をめぐる、現代の物質的国家論。

内容説明

中華思想、国家主席、独裁、愛国教育、情報統制、サイバースペース、一帯一路、新型コロナウイルス…。自由や民主主義の極北として描かれる、現代中国についての型にはまった認識からは、「大国」の根底をなす原理を理解することはできない。中国語で考え、歴史に誠実に向き合い、その物質的次元から考える、気衛による新しい現代中国論。

目次

1 物質としての空間―人びとのあいだを埋めるもの(「科学」的「占い」に抗う大衆動員の予防について;チャイバースペース(Chyberspace)の出現とネット空間の「南北問題」―中国の「サイバー主義」論の背景にあるもの
尖閣問題に内在する法理的矛盾―「固有の領土」論の克服のために
「中国」という空間の定位と「天下」観念について
「中原」への回帰と乖離―中国社会の混淆性の問題について)
2 物質としての権力―支配の末端にあるもの(反帝・反植民地そして反日本軍国主義としての「保釣運動」;中国において“国家主席”とは何か;現代中国を見つめる歴史的視座―社会統合の位相より見る重慶騒動と指導者交代;「胡温政権」から「習李政権」への移行に何を見るべきか)
3 物質としての線 海と陸の地政学(「ウイグル問題」をめぐるアイデンティティ・ポリティクス再考―「陸」の世界の少数民族と貧困;朝鮮半島の「南北対立」の二重奏―北が南で南が北で;「陸」の位相における「ドイツ」と「中国」―「一帯一路」構想の地政学的意義の検討;「一帯一路」構想の経緯について;「一帯一路」構想を考察する意義と歴史の回帰について)
4 物質としてのエクリチュール―日本/日本語で語るということ(現代中国語の文語にまつわる雑感;二つの「国学」から見えてくるもの;明治における「近代」と「中国」―吉野作造のルジャンドル忘却に隠された意味について;「心」と「こゝろ」)

著者等紹介

羽根次郎[ハネジロウ]
1974年神奈川県横浜市生まれ。神奈川県立希望ケ丘高校、一橋大学社会学部を卒業後、同大学大学院言語社会研究科博士課程修了。天津外国語大学外国人教員、中国社会科学院近代史研究所ポストドクター研究員、愛知大学現代中国学部助教を経て、明治大学政治経済学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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田氏

18
難しい読書だった。文章そのものからして決して読みやすくは書かれていないのだが、それを抜きにしても一割も読めた気がしない。読書はひとの思考の片隅を間借りするようなものと思っているが、今回の読書は、資料で溢れかえっていて足を踏み入れるのも難しい部屋を戸口から少し覗いたようなものだろう。終盤に近づくにつれ哲学領域の感が強くなっていく内容からすると、「物的」というタイトルは些か不整合があるように思いつつも、さしあたり自分が聞き取ったのは、欧米寄りの思想・価値観を「標準・普遍的」と混同しがちな視座への警鐘であった。2020/12/09

takao

1
ふむ2020/10/11

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